接続方法は3つ — MCP・CLI・API
| MCP | CLI | API | |
|---|---|---|---|
| 説明 | AIと外部ツールを標準化された方法で安全につなぐ規格 | ターミナルからコマンドで外部サービスを操作するツール | サービス同士がデータや機能を連携するための窓口 |
| メリット | 接続が簡単。会話の文脈の中でAIが必要に応じて呼び出してくれる | AIがユーザーの代わりにコマンドを実行。開発者向けツールと相性が良い | リクエストの形式やエラー処理など細かい制御が自分でできる |
| 向いている場面 | MCPが用意されていれば第一選択(ただしコンテキストを消費しやすい) | 多機能なサービス(Google Workspace等)はCLIの方が軽く済む | 中上級者やアプリ開発 |
覚え方として、API=生の通信手段、MCP=APIをAIが使いやすい形に整えたアダプターと捉えるとわかりやすいです。APIの面倒な部分(認証やパラメータの組み立て)をMCPサーバー側に閉じ込め、AIからは「〇〇して」という自然言語だけで外部ツールを操作できるようにしたのがMCPです。
方法1: MCP接続 — まずはここから
公式コネクタで接続する(最も簡単)
Gmail・Googleカレンダー・Googleドライブ・Microsoft 365・Notion・Slack・CanvaといったメジャーなツールはClaudeの公式コネクタが用意されており、ClaudeのWeb版から数クリックで接続できます。アカウントに紐づくコネクタ情報はClaude.ai・Claude Code・Claude Desktopで共有されるため、一度つなげばClaude Codeからも利用できます。
カスタムコネクタで接続する
公式コネクタがなくても、ツール提供側がリモートMCPサーバーを公開していれば、そのURLをカスタムコネクタとして登録するだけで接続できます。日本のビジネスツールでも、会計ソフト(マネーフォワード、freee)やDropboxなどがリモートMCPサーバーを提供しており、経理・バックオフィス業務との連携が現実的になっています。
ローカルMCPサーバーで接続する
リモートMCPサーバーが提供されていないツール(例: Chatwork)は、自分のPC上でMCPサーバーを動かして接続します。ターミナルでの環境構築が必要になるため難易度は上がりますが、この作業自体もClaude Codeに手伝わせながら進められます。
方法2: CLIツール — AIの「手」を増やす
CLIツールとは、ターミナルにコマンドを打ち込んでサービスを操作する仕組みです。Claude Codeはターミナルのコマンドを実行できるため、PCにCLIツールをインストール・認証しておくと、Claude Codeができることがそのまま増えます。
- GitHub CLI — ソースコードや文書の保存・共有をターミナルから操作
- Vercel CLI — 作ったWebアプリの公開・デプロイ
- Google系CLIツール — カレンダー・ドライブ等のGoogleサービス連携
- Playwright CLI — ブラウザの自動操作(Webサイトの確認・情報取得)
MCPとCLIの使い分けの目安は「機能の多さ」です。Google Workspaceのような多機能サービスをMCPでつなぐと、ツール定義がAIのコンテキスト(一度に処理できる情報量)を圧迫するため、CLIで必要なコマンドだけ叩く方が軽く済みます。実務ではMCPとCLIのハイブリッドが主流です。
方法3: API連携 — 細かい制御が必要なとき
MCPもCLIもない、あるいは処理を細かく制御したい場合は、APIを直接叩きます。画像生成モデルやSNSの投稿API(YouTube・Threads等)との連携は、API連携の代表的なユースケースです。APIキーの取得・管理が必要になるため難易度は上がりますが、リクエストの組み立てやエラー処理のコードはClaude Codeが書いてくれるので、非エンジニアでも思ったより手が届きます。
セキュリティの注意点
API連携で扱うAPIキーは「秘密情報」です。Claude Codeとの会話に直接貼り付けず、.envファイルに自分の手で設定し、AIには.envへのアクセスを禁止する設定を入れておきましょう。詳しくはClaude Codeの法人導入とセキュリティ対策で解説しています。
接続すると何ができるか — 業務ユースケース
- 朝のスケジューリング — カレンダーの予定とタスクリストを突き合わせ、今日の作業計画を自動作成
- 議事録の展開 — 会議メモを整理し、Notionに保存し、要約をSlackの該当チャンネルへ投稿、までを一括実行
- 経理の下処理 — 会計ソフトと連携し、請求書データの下書き作成や仕訳の確認を依頼
- リサーチの自動化 — Web検索・ページ取得で情報収集し、社内フォーマットのレポートに整形
ここまでできるようになると、Claude Codeは「たまに使う便利ツール」から「日々の業務をまわす基盤」に変わります。全体のロードマップは非エンジニアがClaude Codeを業務基盤にする4ステップをご覧ください。
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