始める前に準備するもの
- Claudeの有料プラン契約 — Claude Codeの利用にはProプラン(執筆時点で月額22ドル〜)以上が必要です
- ターミナルアプリ — Mac標準のターミナルでも使えますが、当社の研修ではAIエージェント機能を持つ「Warp」を推奨しています(セットアップ中に問題が起きたとき、Warp自身のAIに日本語で相談して解決できるため)
ターミナルとは
マウスやアイコンを使わず、文字(コマンド)だけでコンピュータを操作するための窓口です。Claude Codeを起動してしまえば、その後は日本語で指示するだけなので、コマンドを覚える必要はありません。
インストール手順(Mac/Windows)
- 1ターミナル(Warp等)をインストールする(Windowsの場合は Git for Windows も併せてインストール)
- 2公式ドキュメント記載のインストールコマンドをターミナルに貼り付けて実行する
- 3ターミナルに `claude` と入力する
- 4ブラウザが開くので、Claudeアカウントで認証する(Proプラン以上の契約が必要)
- 5作業用フォルダをFinder(Mac)/エクスプローラー(Windows)で作成する
- 6ターミナルで作業フォルダに移動し、再度 `claude` と入力する
- 7設定完了。あとは入力窓に日本語で指示を入力するだけ
インストールコマンドは変更されることがあるため、必ずClaude Code公式ドキュメントに記載されている最新のコマンドをコピーして使ってください。執筆時点では、Macは `curl` で始まるコマンド、WindowsはPowerShell用の `irm` で始まるコマンドが案内されています。
重要な心構え — 「マニュアル通り」にならなくて当たり前
研修で最も多い質問は「手順書と画面が違うのですが、大丈夫ですか?」というものです。結論から言うと、全員の手順が同じになることはありえません。AI業界は進化が速く、画面もコマンドも頻繁に変わります。OSやPCの状態によっても表示は異なります。
大切なのは、手順が一致したかではなく「Claude Codeが立ち上がった」というゴールに到達したかどうかです。画面が資料と違っても、自分が間違えたわけではありません。状況を見て、仮説を立てて、AIに聞きながら、自分の環境に合わせて進める——この思考過程こそが、AI時代の仕事の進め方そのものです。
つまずきやすいポイントと解決策
「successfully installed」と出たのに claude コマンドが通らない
- `claude update` を実行してから、再度 `claude` を入力する
- Windowsの場合、PATH(コマンドの通り道)が通っていないことがあります。ターミナルのAI機能に「どこからでもclaudeコマンドを認識できるように、PATHを通してください」と依頼すると解決できることが多いです
claude と打っても何も動かない
- ターミナルを再起動する
- ターミナルのアップデートが保留になっていないか確認する
- アプリを開きすぎているとターミナルが固まりやすくなるため、不要なアプリを終了する
- 意外と効くのが、PC自体の再起動です
インストールがどうしてもうまくいかない
AIエージェント機能付きターミナル(Warp等)を使っている場合は、次のように依頼すると、AIが環境を調査して修正してくれます。
Claude Codeのインストールを試しましたが、うまくいきません。
原因を考えて修正してください。
https://code.claude.com/docs/ja/overview
https://code.claude.com/docs/ja/troubleshoot-installインストール後にやっておきたい初期設定
① 学習利用の設定を確認する
業務データを扱う前に、Claudeの設定画面で「Claudeの改善にご協力ください(モデル学習への利用)」の設定を確認し、必要に応じてオフにしましょう。法人利用では特に重要なポイントです。
② 禁止事項(安全装置)を設定する
Claude Codeが誤って重要なファイルを削除したり、APIキーなどの秘密情報を読み取ったりしないよう、最初に「禁止事項」を設定しておくことを推奨しています。当社の研修では、次のようなプロンプトをそのまま送って設定してもらっています。
下記を`~/.claude/settings.json`に設定して。
「禁止」と「毎回確認」を使い分けて。
【禁止(deny)】
- `sudo` — 管理者権限コマンドは使用禁止
- 削除・破壊系のコマンド全般
- `.env` および `.env.*` の読み書き・編集は一切禁止
【毎回確認(ask)】
- `rm` / `rm -rf` — ファイル・ディレクトリの削除コマンドセキュリティ設定の考え方はClaude Codeの法人導入とセキュリティ対策で体系的に解説しています。
③ パーミッションモードを理解する
Claude Codeには、どこまでユーザーに確認を求めるかを制御する「パーミッションモード」があり、`Shift + Tab` で切り替えられます。大きな作業を始める前は計画だけを立てさせるplanモードで開始し、計画に納得してから実行に移るのが安全な使い方です。
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次のステップ — 「動いた」から「業務で使える」へ
インストールはあくまでスタート地点です。Claude Codeを日々の業務で本当に使えるようにするには、自分の業務知識をAIに渡す「ナレッジの整備」と、毎回安定して動いてもらうための「ハーネスの整備」が必要になります。続きは以下の記事をご覧ください。