本記事の情報の鮮度について
モデルの名称・世代は改定が頻繁です。本記事の内容は2026年7月時点で公式ドキュメント(platform.claude.com / code.claude.com)で確認したものです。最新の一覧は必ず公式のモデル一覧をご確認ください。考え方(賢さ・速さ・コストで使い分ける)は世代が変わっても変わりません。
モデルとは — Claude Codeの“頭脳”の選択
Claude Codeは、裏側でClaude(大規模言語モデル)を呼び出して動いています。このClaudeには複数の種類(モデル)があり、賢さ・応答の速さ・利用コストのバランスがそれぞれ違います。どのモデルで動かすかを選ぶのが「モデルの選択」です。同じ指示でも、選ぶモデルによって“じっくり深く考える”のか“すばやく処理する”のかが変わります。
モデルは大きく、賢さ重視の上位モデルと、速さ・低コスト重視の軽量モデルに分かれます。1つのモデルに固定するのではなく、作業の重さに合わせて切り替えるのが、Claude Codeを賢く使うコツです。
2026年7月時点のモデルラインナップ
2026年7月時点で提供されている主なモデルは次の4系統です(公式のモデル一覧より)。数字(4.8・5など)は世代を表し、新しいほど基本的に高性能です。
| モデル | 位置づけ | 速度 | 向いている作業 |
|---|---|---|---|
| Opus 4.8 | 複雑なエージェント的コーディング・法人向けの主力 | 中 | 設計・込み入った実装・原因調査など難しい作業 |
| Sonnet 5 | 速さと賢さのバランスが最良 | 速い | 日常のコーディング・文章作成など幅広い作業 |
| Haiku 4.5 | 最速・軽量 | 最速 | 単純な繰り返し・軽い整形など負荷の軽い作業 |
| Fable 5 | 最上位。長時間の自律作業向け | 遅め | 何度も工程を分けたくなる大きな作業・難問の調査 |
迷ったら、まずはバランス型のSonnet 5か、難しい作業ならOpus 4.8から始めるのが公式の推奨です。上位モデルほど賢い一方でコストは上がるため、作業の重さに見合ったモデルを選ぶのが結局いちばん効率的です。コストの詳細はClaude Codeの料金、使用量の確認方法は利用制限・使用量の見方で解説しています。
モデルの切り替え方 — /model コマンド
モデルは作業の途中でも切り替えられます。会話の履歴や読み込んだファイルはそのまま引き継がれ、次の応答から“頭脳”だけが変わります。最も手軽なのは、セッション中に /model と入力する方法です。
/model # 一覧から選ぶ(ピッカーが開く)
/model opus # 最新のOpus(複雑な作業向け)に切替
/model sonnet # 最新のSonnet(バランス型)に切替
/model haiku # 高速・軽量なHaikuに切替opus や sonnet は「エイリアス」と呼ばれる別名で、細かいバージョン番号を覚えなくても常に各系統の推奨バージョンが選ばれます(2026年7月時点で opus はOpus 4.8、sonnet はSonnet 5に対応)。起動時に決めたい場合は claude --model opus のようにオプションで指定でき、いつも同じモデルにしたい場合は設定ファイルの model に書いておけます。
覚えておくと便利な指定
| 指定 | 意味 |
|---|---|
| opus / sonnet / haiku | 各系統の最新推奨モデルを使う |
| fable | 最上位のFable 5を使う(最も難しく長い作業向け) |
| opusplan | 計画段階はOpus、実行段階はSonnetに自動で切り替えるハイブリッド |
| default | アカウント種別ごとの推奨モデルに戻す |
特に opusplan は実用的です。方針を練るプランモードでは賢いOpusで深く考え、決まった手順を実装する段階では速いSonnetに自動で切り替わるため、賢さとコスト・速さのいいとこ取りができます。
「今どのモデルか」の確認方法
現在のモデルは、/status コマンドで確認できます(アカウント情報も一緒に表示されます)。ステータスラインを設定していれば、画面上に常時表示させることもできます。意図せず高コストなモデルで動いていないか、時々確認する習慣がおすすめです。
法人での使い分け — コストと統制
法人でチーム利用する場合、モデル選択はコスト管理に直結します。全員が常に最上位モデルを使う必要はなく、多くの日常作業はバランス型で十分です。管理者は、利用できるモデルを組織のポリシーで制限したり、既定のモデルを指定したりもできます。「どの作業にどのモデルを当てるか」の基準をチームで共有しておくと、品質を保ちつつ費用の無駄を抑えられます。
当社のClaude Code研修では、こうしたモデルの使い分けを含め、法人でClaude Codeを費用対効果よく運用するための設計を実務に合わせてお伝えしています。導入効果の考え方はClaude Codeの費用対効果(ROI)も参考にしてください。
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