freee MCPで何が変わるのか

freee公式のMCPサーバーは、AIエージェントからfreee APIを利用するための接続口です。freeeの公式リリースでは、リモート版が会計・人事労務・請求書・工数管理・販売の5領域、約270の操作をカバーすると案内されています。

現在の公式リポジトリではIT管理などにも対応範囲が広がっているため、実際に使える機能は接続後のツール一覧とfreee-mcp公式リポジトリで確認してください。

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接続前接続後
freeeを開いて取引や試算表を探すClaude Codeがfreee APIから必要なデータを取得する
数字をコピーして別の表へ貼る取得、集計、Excel出力まで一続きで処理する
操作方法を毎回プロンプトで説明するAgent SkillsがAPI仕様と操作手順を補う

公式URLは1文字ずつ確認する

リモートMCPの接続先は https://mcp.freee.co.jp/mcp です。freeeは、誤ったURLへの接続は情報漏洩につながる可能性があるとして注意を促しています。検索結果や第三者の記事からコピーせず、公式リリースまたは公式リポジトリで確認してください。

Claude Codeへ接続する2つの方法

Claude Codeでは、MCPとAgent Skillsをまとめて導入できる公式プラグイン方式がわかりやすい選択です。組織の方針でプラグインを使わない場合は、リモートMCPとSkillを別々に追加できます。

方法1 — freee公式プラグインを使う

freee公式プラグインをClaude Codeへ追加
claude plugin marketplace add freee/freee-mcp
claude plugin install freee-mcp@freee-mcp-marketplace

インストール後にClaude Codeを開き、 /mcp で接続状態を確認します。認証が必要と表示されたら、ブラウザでfreeeへログインし、OAuth認証を完了します

方法2 — リモートMCPとAgent Skillsを別々に追加する

公式リモートMCPを登録
claude mcp add --transport http freee https://mcp.freee.co.jp/mcp
claude mcp login freee
freee公式Agent Skillsを追加
npx skills add freee/freee-mcp

Claude Codeの公式ドキュメントでは、リモートMCPの接続にHTTP方式を推奨しています。コマンドの書式や認証方法が変わった場合は、Claude CodeのMCP公式ドキュメントを優先してください。

接続直後に確認する3項目

  1. 1接続先URLclaude mcp get freee または /mcp で、公式URLになっているか確認します
  2. 2対象事業所 — 事業所一覧と現在選択中の事業所を表示し、作業対象と一致しているか確認します
  3. 3利用できる操作 — データ取得だけでなく作成・更新・削除の操作も含まれるため、最初にツール一覧と権限を確認します
最初の確認で使う指示文
freeeとの接続状態を確認してください。
現在選択されている事業所名と事業所IDを表示し、
利用できる操作を「参照」「作成・更新」「削除」に分けて一覧にしてください。
この時点ではfreeeのデータを変更しないでください。

会計事務所で使いやすい3つの実例

1. 月次の取引を読み、確認候補を一覧にする

指定月の取引を取得し、摘要不足、通常と異なる勘定科目、大きな金額など、事務所で決めた条件に触れたものだけをExcelへ出します。正誤判定ではなく、確認対象の絞り込みとして使います。

2. 試算表から月次報告の材料を作る

当月・前月・前年同月の試算表を取得し、増減額と増減率を計算します。大きく動いた科目について、確認すべき取引と顧問先への質問案を分けて出すと、月次報告の準備が一続きになります。

3. 過去データを参考に下書きを作る

freee公式は、請求書や経費精算、取引登録などの繰り返し業務で、過去の類似データを参考にする方法を案内しています。新規作成を使う場合も、いきなり確定させず、取得した過去データと作成予定の内容を表で比較してから実行します。

試算表を使った月次確認の指示文
対象事業所が「株式会社サンプル」であることを確認してから進めてください。
2026年7月、2026年6月、2025年7月の試算表を取得し、
科目ごとの前月差・前年同月差・増減率を計算してください。

増減額が500,000円以上、または増減率が30%以上の科目を抽出し、
1. 数値の事実
2. 関連しそうな取引
3. 顧問先へ確認する質問案
をExcelにまとめてください。
freeeへの登録・更新・削除は行わないでください。

書き込み操作は確認を2回入れる

freee-mcpは参照だけでなく作成・更新・削除にも対応します。便利さより先に、実行前と実行後の確認を業務手順へ固定してください。

  1. 1実行前プレビュー — 対象事業所、件数、金額、勘定科目、税区分、更新前後の値を表で出します
  2. 2人の承認 — 担当者または有資格者がプレビューを確認し、その内容に限って実行を承認します
  3. 3実行 — 承認された件だけを作成・更新します。一括削除は通常運用に入れません
  4. 4実行後照合 — freeeから同じデータを再取得し、承認した内容と一致するか確認します
  5. 5ログ保存 — 実行日時、事業所、件数、承認者、照合結果を残します

事務所全体で使う場合は、MCPの接続だけでなく、Claude Code側の権限設定も揃えます権限設定の実務ガイド税理士・会計事務所のClaude Code活用ガイドを合わせて確認してください。

Claude Codeを組織に定着させたい企業様へ。AI Orchestraの法人研修・導入支援をご覧ください。