この一覧の見方
MCPは、AIと外部ツールを標準化された方法でつなぐ規格です。仕組みや、MCP・CLI・APIという接続手段の使い分けはClaude Codeと外部ツールをつなぐ3つの方法で解説しているので、本記事では繰り返しません。
掲載基準は「提供元またはAnthropicが公式に接続手段を用意しているもの」です。つなぎ方は大きく2通りで、①Claudeの公式コネクタ(claude.aiの設定画面から数クリックで接続。Claude Codeにも反映される)、②提供元が公開するリモートMCPサーバー(ターミナルで claude mcp add を1回実行して登録)のどちらか、または両方が使えます。
最新の接続先はディレクトリで確認できる
Anthropicは接続できるツールの公式ディレクトリを claude.ai/directory で公開しています。本記事は業務でよく使われるものを厳選した一覧なので、マイナーなツールはまずディレクトリを検索してみてください。
ドキュメント・ナレッジ系 — まずここからつなぐ
連携の効果が最も出やすいのがこのカテゴリです。社内に蓄積された文書がそのままAIの参照元になります。
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| ツール | つなぎ方 | 業務での使いどころ |
|---|---|---|
| Notion | 公式コネクタ / リモートMCP | 議事録の整理・ナレッジ検索・データベース操作 |
| Google Drive | 公式コネクタ | ドライブ内の文書・スプレッドシートの検索と読み取り |
| Microsoft 365 | 公式コネクタ | Word・Excel・OneDrive・Outlookの文書参照 |
| Box | 公式コネクタ | 契約書など社内ファイルの検索・参照 |
| Dropbox | リモートMCP | 共有フォルダのファイル検索・整理 |
このうちNotionは、接続手順から議事録・週報のワークフロー設計までClaude CodeとNotionを連携する方法で個別に解説しています。
コミュニケーション・スケジュール系
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| ツール | つなぎ方 | 業務での使いどころ |
|---|---|---|
| Slack | 公式コネクタ | チャンネルの要約・返信下書き・決定事項の抽出 |
| Gmail | 公式コネクタ | メールの検索・要約・下書き作成 |
| Googleカレンダー | 公式コネクタ | 予定を踏まえた1日の作業計画づくり |
国産チャットツール(Chatwork等)はリモートMCPサーバーが未提供のものが多く、その場合は自分のPC上でMCPサーバーを動かすか、CLI・API連携で代替します。この判断の分かれ道は外部連携の記事の使い分け表が目安になります。
タスク・プロジェクト管理系
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| ツール | つなぎ方 | 業務での使いどころ |
|---|---|---|
| Jira / Confluence | リモートMCP(Atlassian公式。2026年2月に正式提供) | 課題の検索・起票・一括更新、Confluenceページの参照 |
| Asana | 公式コネクタ / リモートMCP | タスクの棚卸し・進捗レポートの下書き |
| Linear | 公式コネクタ | スプリント状況の要約・リリースノート生成 |
開発・デザイン系
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| ツール | つなぎ方 | 業務での使いどころ |
|---|---|---|
| GitHub | リモートMCP | リポジトリ検索・Issue管理・プルリクエストの操作 |
| Sentry | リモートMCP | エラー監視データの調査・原因分析 |
| Figma | デスクトップ連携(ローカル) | デザインファイルを参照したコード生成 |
| Canva | 公式コネクタ | 資料・SNS画像のデザイン作成 |
決済・会計系 — 日本の会計ソフトも公式対応が進む
2026年に入って動きが大きいのがこのカテゴリです。海外の決済サービスに加えて、日本の主要会計ソフトが相次いで公式リモートMCPサーバーの提供を始めました。経理の下処理をAIに任せる連携が、特別な環境構築なしで現実的になっています。
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| ツール | つなぎ方 | 業務での使いどころ |
|---|---|---|
| freee | リモートMCP(2026年3月から公式提供) | 取引データの参照・仕訳の下処理・経営数値の確認 |
| マネーフォワード クラウド会計 | リモートMCP(2026年3月から全プランで提供) | 仕訳の確認・月次データの集計・レポート下書き |
| Stripe | 公式コネクタ / リモートMCP | 決済・顧客データの参照 |
| PayPal | リモートMCP | 取引情報の確認・レポート作成 |
一覧にないツールをつなぎたいとき — 3つの順で確認する
- 1公式ディレクトリを検索する — claude.ai/directory に接続できるツールがまとまっています。まずここに載っているかを確認します
- 2提供元がリモートMCPサーバーを公開していないか調べる — 「ツール名 + MCP」で公式サイトを検索します。URLが公開されていれば、下のコマンド1行で登録できます
- 3MCPがなければCLI・APIで代替する — 連携手段はMCPだけではありません。判断の目安は外部連携の3つの方法を参照してください
claude mcp add --transport http notion https://mcp.notion.com/mcp
# 登録後、Claude Code内の /mcp からブラウザ認証(OAuth)すれば接続完了つなぎすぎない — 接続先を選ぶ3つの基準
つなげるツールが増えた今、実務でつまずくのは「つなげない」ことより「つなぎすぎる」ことです。接続の判断基準を3つに絞ります。
- 決まった業務の流れに載るか — 「議事録が入ったらNotionに整理」のように、繰り返す業務があるツールから優先します。「便利そうだから」の接続は使われずに終わりがちです
- コンテキストの消費に見合うか — MCP接続はツール定義の分だけAIの作業記憶を消費し、接続数が多いほど本来の作業に使える容量が減ります。使わないプロジェクトでは無効にする運用が実務的です
- 権限の範囲を説明できるか — 「このツールのどこまでをAIに見せているか」を答えられる状態を保ちます。認証時の許可範囲の絞り込みとpermissionsによる操作制御、法人でのセキュリティ設計をセットで整えます
「自社のツール構成なら、どこから・どの順でつなぐと業務が変わるか」という設計は、ツール一覧を眺めるだけでは決まりません。Claude Code法人研修では、受講企業の実際のツール環境を前提に、接続の優先順位づけから定型業務への組み込みまでを伴走しています。
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