前提 — VS Codeで使うなら公式拡張機能が基本
Claude CodeをVS Codeで使う方法は主に2つあります。1つはVS Code内蔵のターミナルで claude を起動する方法、もう1つが公式の拡張機能を入れてグラフィカルな画面で使う方法です。
公式ドキュメントでは、VS Codeで使う場合は拡張機能が推奨とされています(公式ドキュメントにもとづく)。
まだインストール自体が済んでいない方はClaude Codeの始め方(Mac/Windows)を先にご覧ください。
「コマンド操作が不安」な人ほど拡張機能が向く
拡張機能を使うと、Claudeの提案がエディタ上の見慣れた差分表示(左が変更前・右が変更後)で確認できます。ターミナルの文字だけの表示より直感的なので、非エンジニアや、普段からVS Codeでファイルを開いている方に向いています。
拡張機能でできること
VS Code拡張機能は、Claude Codeをエディタに統合したグラフィカルな画面を提供します。主な機能は次の通りです。
- 変更差分のレビュー — Claudeがファイルを編集するとき、変更前後を左右で見比べる差分が表示され、「承認する・却下する・指示し直す」を選べる
- 計画(プラン)の事前レビュー — 実行前にClaudeの計画をエディタ上のドキュメントとして開き、コメントを書き込んでから進めさせられる
- ファイルのメンション —
@ファイル名のように書いて対象を指定でき、選択した行範囲もそのまま渡せる - 会話履歴とタブ — 過去の会話を検索して再開でき、複数の会話をタブや別ウィンドウで並行して進められる
- チェックポイントで巻き戻し — 会話の途中に戻って、ファイルの変更だけを元に戻すといった操作ができる
導入手順 — 3ステップで使い始める
導入はVS Codeの拡張機能マーケットプレイスから行います。事前にVS Code 1.94.0以降と、Claudeの有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)またはConsoleアカウントを用意してください。APIキーは不要です。
- 1拡張機能を入れる — VS Codeで拡張機能ビュー(
Ctrl+Shift+X/ MacはCmd+Shift+X)を開き、「Claude Code」を検索してAnthropic提供のものをインストールする - 2サインインする — パネルを開くとサインイン画面が出るので、ブラウザで自分のClaudeアカウントにログインする。APIキーの入力は不要
- 3指示を送る — エディタ右上などに出るアイコンからパネルを開き、やりたいことを日本語で入力する。選択中のコードは自動でClaudeに伝わる
拡張機能はCLIを内蔵している
チャットパネルを使うだけなら、拡張機能が内部にCLIを持っているため、別途ターミナルにClaude Codeを入れる必要はありません。ただし、VS Code内蔵のターミナルで claude コマンドを直接打ちたい場合は、別途ターミナル版のインストールが必要です。
この拡張機能はCursorなど、VS Codeから派生したエディタでも同じ手順で使えます。JetBrains系のIDEには別途専用のプラグインが用意されています。
拡張機能の設定 — 権限モード・モデル・表示はどこで変えるか
導入後に迷いやすいのが「どこで何を設定するか」です。公式ドキュメントにもとづくと、拡張機能の設定はプロンプト入力欄の下にある表示とVS Codeの設定画面の2か所に分かれています。順に見ていきます。
- 権限モード — 入力欄の下のモード表示をクリックして切り替えます。Auto(分類器が大半の操作を代わりに確認)・Manual(ファイル編集と大半のコマンドの前に確認)・Plan(計画を示して承認待ち)・Edit automatically(確認なしで編集)の4つで、Claude Code v2.1.283以降はAutoが既定の開始モードです
- モデルの切り替え — 入力欄の下のモデル名をクリックするか、
/のメニューで「Switch model…」を選びます(v2.1.284以降は/modelでも開けます)。モデルが対応していれば同じ画面にEffort(思考の深さ)の行も出ます。どれを選ぶかはモデルの選び方を参照してください - 拡張機能の設定画面 —
Cmd+,(WindowsはCtrl+,)で設定を開き、Extensions → Claude Codeへ進みます。「Use Terminal」でCLI風の表示に切り替え、initialPermissionModeで新しい会話の開始モードを固定、preferredLocationでサイドバーと新しいタブのどちらに開くかを選べます
CLIと共通の設定は settings.json 側
許可するコマンド・環境変数・hooks・MCPサーバーは ~/.claude/settings.json に書き、拡張機能とターミナル版CLIで共有されます。表示位置や自動保存のような拡張機能だけの項目はVS Code側の設定です。
日本語については、拡張機能側に専用の言語設定はなく、日本語で指示すればそのまま日本語で応答します(ターミナル版と同じ)。応答を日本語に固定する設定やコツはClaude Codeを日本語で使う設定方法にまとめています。
もう1つ多い質問が「入力中にコードを補完してくれるか」です。公式の機能一覧に並ぶのは差分レビュー・計画・@メンション・会話履歴など「指示して任せる」ための機能で、GitHub Copilotのような入力中のインライン補完は挙げられていません。補完が欲しいなら補完ツールと併用します。違いはClaude Codeと他ツールの比較へ。
ターミナル版CLIとの使い分け
拡張機能とターミナル版CLIは会話履歴を共有しており、どちらで始めた作業も行き来できます。ただし一部の機能はCLIだけのものです。おおまかな違いは次の通りです。
表は横にスクロールできます →
| 観点 | ターミナル版CLI | VS Code拡張機能 |
|---|---|---|
| 操作感 | コマンドライン(文字ベース) | エディタ内のグラフィカルな画面 |
| 差分の見え方 | ターミナル上の差分表示 | エディタの左右見比べ差分 |
| 使えるコマンド | すべて | 一部(/ を入力すると利用可能なものが出る) |
| CLI専用の操作 | ! でのシェル実行・タブ補完などが使える | これらは非対応(必要ならCLIを併用) |
実務では「普段はエディタの拡張機能で差分を見ながら進め、CLI専用機能が必要なときだけ内蔵ターミナルで claude を使う」といった併用が快適です。
起動後に成果を出すための指示の出し方はClaude Codeの使い方 — 基本操作と実践の5つのコツに、外部ツールとの連携はMCP・CLI・APIによる外部連携にまとめています。
Windowsでの環境構築はClaude CodeをWindowsで使う方法をご覧ください。
Claude Codeを組織に定着させたい企業様へ。AI Orchestraの法人研修・導入支援をご覧ください。
「どの画面で使うか」から揃える — 当社の研修・導入支援
拡張機能とターミナル、どちらで使うかは人によって好みが分かれます。会社で導入するときは、メンバーのスキルに合わせて「非エンジニアは拡張機能のGUIから、開発者はCLIも併用」といった形を最初に設計しておくと、定着がスムーズです。
当社のClaude Code研修・導入伴走支援では、環境の選定から実務での使いこなしまでを、参加者のレベルに合わせて一体でご支援しています。






