標準で入っている3つのプラグイン — Documents・Spreadsheets・Presentations
執筆時点(2026年7月)に筆者が実機で確認した範囲では、CodexにはDocuments・Spreadsheets・Presentationsという3つのプラグインがデフォルトでインストールされています。名前のとおり、Documentsは文書、Spreadsheetsは表計算、Presentationsはスライドを扱うプラグインで、報告書・集計表・提案資料といった資料作成系の業務をCodexに任せるときの中核になる部分です。追加の設定をしなくても最初から入っているので、導入したその日から資料作成を任せる入り口が開いている、というのがまず実務的な点です(Codex自体の導入手順はCodexの始め方を参照してください)。

MicrosoftとGoogleの両対応という設計
実際に触ってみて注目したのは、この3つがいずれもMicrosoftとGoogleの両方に対応していることです。文書ならWordとGoogleドキュメント、表計算ならExcelとGoogleスプレッドシート、スライドならPowerPointとGoogleスライド、という対応関係になります。
表は横にスクロールできます →
| プラグイン | Microsoft側 | Google側 |
|---|---|---|
| Documents(文書) | Word | Googleドキュメント |
| Spreadsheets(表計算) | Excel | Googleスプレッドシート |
| Presentations(スライド) | PowerPoint | Googleスライド |
この3つはOpenAIが自社で開発しているプラグインです。だからこそ特定のオフィススイートに寄せる必要がなく、両対応という設計が取れているわけで、これは合理的ですし、実務目線で率直に評価できるポイントだと感じました。
プラグイン構成は今後変わる可能性があります
本記事の内容は、執筆時点(2026年7月)に筆者が実機で確認した範囲のものです。標準で入るプラグインの構成や対応範囲は、今後のアップデートで変わる可能性があります。導入検討の際は最新の状態をご確認ください。
なぜ両対応が実務で効くのか — どちらの陣営でもない立ち位置
AIによる資料作成の分野では、Microsoft製のAIはWord・ExcelといったOffice側と、Google製のAIはGoogleドキュメントなどWorkspace側と、それぞれ自社スイートとの統合が最も深くなりやすい構図があります。各社が自社製品との連携を最優先で磨き込むのは自然なことで、それ自体は批判されるような話ではありません。
一方でOpenAIは、MicrosoftとGoogleのどちらの陣営でもありません。どちらか一方に寄せる理由がないからこそ、中立に両対応するという選択が取れます。利用者側から見ると、会社がMicrosoft 365を使っていてもGoogle Workspaceを使っていても——あるいは部署ごとに混在していても——Codexなら同じ使い勝手で資料作成系の業務を任せられる、ということです。
- 会社の標準がMicrosoft 365でもGoogle Workspaceでも、Codexへの任せ方を変えずに済む
- 部署や拠点ごとにオフィススイートが混在している組織でも、使い方の教育・展開を1本化しやすい
- 将来オフィススイートの移行や変更があっても、AIへの任せ方はそのまま維持しやすい
組織での活かし方 — スイート選びとAI活用を切り離す
組織でのAI活用を考えるとき、「うちはMicrosoftだから」「うちはGoogleだから」という前提でツールの選択肢が絞られる場面は少なくありません。Codexの標準プラグインが両対応であることは、オフィススイートの選択とAI活用の設計を切り離して考えられることを意味します。どの業務をどう任せるかの設計を先に固め、スイート側の事情に左右されずに全社へ展開できるのは、複数部門を持つ企業にとって扱いやすい性質です。資料作成を含む業務での任せ方の全体像はCodexの使い方でも解説しています。
当社のCodex研修・導入伴走支援では、貴社のオフィススイート構成を前提に、文書・集計・スライド作成といった実業務のどこからCodexに任せるかの設計を、研修と伴走で一体的にご支援しています。エンジニアに限らず、日々資料を作っている部門の方こそ効果を実感しやすい領域です。
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