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特集 / 全10本

ChatGPT Business実運用ガイド

Codexを会社で使うには、ChatGPTの法人プラン「ChatGPT Business」(旧称: ChatGPT Team)を契約し、その中でCodexを使います。ところが、何シートから契約できるのか、契約直後に何を設定するのか、メンバーにどう使わせるのか、といった実務の日本語情報は、公式ヘルプ以外にはほとんどありません。

この特集は、当社(株式会社AI Orchestra)が実際にChatGPT Businessを契約し、初期設定からメンバーの招待、クレジットの追加まで進めた実画面を検証しながら書いた記事を、導入の時系列に沿って並べたものです。契約の条件から初日の設定、メンバー展開、利用状況の確認、利用枠を使い切ったときの対応まで、上から順に読めば一連の流れがつかめます。記事は順次追加していきます。

なお、この特集はChatGPT Businessの契約以降に絞っています。BusinessとEnterpriseの選び方や個人プランの料金は、下のリンク先の記事をご覧ください。

フェーズ1: 契約する

「Codexの法人プラン」という商品は無く、ChatGPTの法人プランを契約してその中でCodexを使います。BusinessとEnterpriseの選び方は上の送客枠に譲り、この特集は「何シートで始めるか」から始めます。

フェーズ2: 契約直後に整える

決済が終わると、ワークスペース名とメンバー招待の画面がすぐに続き、ロールとシートタイプをここで初めて問われます。初期設定の3画面が済んだら、既定値のまま運用に入る前に、ブラウザの「ワークスペースの設定」全17メニューを一通り開きます。

フェーズ3: メンバーを迎える

メンバーを招待すると必ず出てくるのが、個人でPlusを契約している社員の扱いと、社外や個人アドレスの人を招待できるかです。招待から参加まで、招待できるアドレスの範囲、既定でオフの権限の開き方を扱います。

ChatGPT Businessにメンバーを招待する流れ — 個人でPlusを契約している社員の履歴・課金はどうなるか

STEP 4

ChatGPT Businessにメンバーを招待する流れ — 個人でPlusを契約している社員の履歴・課金はどうなるか

管理者が招待を送り、社員がメールから参加するまでを、個人Plus契約中のアドレスを招待した実画面で解説。承諾しても個人ワークスペースとPlus課金は残ること、統合は本人がデータコントロールから行い取り消せないこと、App Store経由のPlusは自動解約されない実例、社員への案内6項目をまとめています。

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ChatGPT Businessは個人のGmailアドレスでも招待できる — Claude Teamプランとの違い

STEP 5

ChatGPT Businessは個人のGmailアドレスでも招待できる — Claude Teamプランとの違い

ChatGPT Businessは会社ドメイン以外のアドレス、個人のGmailでも招待でき(当社で実際に招待したメールを掲載)、制限は「外部ドメインの招待を許可する」で後から決めます。Claude Teamプランは許可ドメインが必須で組織を作る人に会社メールが要る違いと、社外招待の注意4つをまとめています。

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ChatGPT BusinessでCodexモバイルを有効にする設定 — 「管理者によって無効にされています」の解除手順

STEP 6

ChatGPT BusinessでCodexモバイルを有効にする設定 — 「管理者によって無効にされています」の解除手順

リモート操作はBusinessでは既定でオフのため、メンバーのスマホには「Codex モバイルはワークスペース管理者によって無効にされています」と表示されます。管理者が「権限とロール」で開く3つのトグルの意味、スマホとパソコンをQRコードでつなぐ4ステップ、Business固有のつまずき3つを解説しています。

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フェーズ4: 使う環境を整える

参加したメンバーが最初に開く場所と、使えるモデルの条件を整えます。社内資料を全員で使う共有プロジェクトと、シート種別で変わるGPT-6 Astraの利用枠を扱います。

フェーズ5: 使われ方を見る

メンバーが使い始めたら、関心は「誰がどれだけ使っているか」に移り、メンバー側は「自分の使い方は管理者にどこまで見えるのか」が気になります。ロールごとに見える範囲と、チャットの中身はどのロールにも見えないという線引きを扱います。

フェーズ6: 利用枠を超えたら足す

使われ方が見えてくると、次に起きるのが「上限に当たる人が出る」ことです。所有者宛に「ワークスペースにクレジットを追加してください」というメールが届きます。クレジットの仕組みと購入画面、上限の置き方を扱います。

あわせて読みたい: Codex側の統制・導入準備

Businessのワークスペース設定でできるのは、ChatGPT側の統制までです。Codex側の入力データの扱いや社内ルール、組織導入の段取り、会社のルールをCodexに教えるAGENTS.md、Astraを企業で使いこなす業務設計、Claude Codeの法人プランと並べた利用枠の比較、メンバー本人が使用量を確認する方法は、こちらの記事で扱っています。

よくある質問

Q

ChatGPT Businessは何人から契約できますか?

最低2シートから契約でき、1シートでは契約できません。2シートの内訳は「標準2」「プレミアム2」「標準1+プレミアム1」のどれでも条件を満たし、上限は1契約あたり200シートです。代表1人で使いたい場合は、個人プランで使うか、次に加わる人の枠として2シートで契約するかの2択になります。詳しくは特集内の最低シート数の記事で解説しています。

Q

Businessに入力した業務データは学習に使われますか?

Business・Enterpriseなどのビジネスプランでは、入力データは既定でモデルの学習に使われません(明示的にデータ共有へ同意した場合のみ使われます)。実際にBusinessワークスペースでメンバーを招待すると、ダイアログに「このワークスペースは学習の対象外に設定されています」と表示されます。個人プランは学習に使われる設定が既定でオンのため、業務データを扱うなら設定を個人任せにしないことが、法人プランを選ぶ主な理由です。

Q

社員が個人で使っているChatGPTアカウントはどうなりますか?

何も変わりません。招待を承諾すると、同じログインの中に既存の個人ワークスペースとBusinessワークスペースが並び、切り替えて使う形になります。個人のPlus契約も自動では止まらず、本人が解約するまで続きます。個人のチャット履歴をBusinessへ移す「統合」は用意されていますが、承諾時に聞かれるのではなくBusiness側の「設定 > データコントロール」から本人が実行する操作で、永続的で元に戻せません(統合した場合だけPlusが自動解約・返金されます。アプリ内課金は除く)。管理者が統合を強制することはできないため、会社としては推奨を決めて案内するまでになります。詳しくは特集内のメンバー招待の記事で解説しています。

Q

社員ではない業務委託の人や、会社のメールアドレスを持たない人も招待できますか?

招待できます。ChatGPT Businessの招待にドメインの条件はなく、個人のGmailアドレスでもそのまま招待できます。「ワークスペースの設定 > IDとアクセス」の「外部ドメインの招待を許可する」は初期状態でオンで、会社ドメインを認証したうえでオフにすると認証済みドメイン以外への新しい招待だけを止められます。Claude Teamプランは組織の許可ドメインに入っていないアドレスを招待できず、組織を作る人には会社メールが必須という違いがあります。公式ヘルプは招待するのは継続的なチームの一員であるべきとしているため、取引先に一時的に貸す使い方は避けてください。詳しくは特集内のGmail招待の記事で解説しています。

Q

社員のスマホに「Codex モバイルはワークスペース管理者によって無効にされています」と表示されます。故障ですか?

故障やプランの制限ではなく、Businessワークスペースの権限「メンバーが自分のデバイスをリモートで検出し、操作できるようにする」が既定でオフになっているためです。所有者または管理者が、ブラウザのChatGPTで「ワークスペースの設定 > 権限とロール」を開き、「Codex と Work のローカル使用」の中にあるこのトグルをオンにすると、メンバーはスマホの「リモート」からパソコンのCodexとペアリングできるようになります。この画面はChatGPTデスクトップアプリの設定にはありません。手順は特集内のCodexモバイルの記事で解説しています。

Q

「ワークスペースの設定」の項目はBusinessで全部変えられますか?

全部は変えられません。当社の所有者アカウントでは、「権限とロール」28項目のうち切り替えられたのは11項目で、共有先・メモリ・コード実行・ウェブ検索・音声・Codex Cloudなどは「Enterprise」ラベルのグレー表示でした。「モデル」のWork と Codexの既定値も所有者で押せず、「グループ」もEnterprise向けと表示されて開けません。項目ごとの推奨設定は特集内のワークスペースの設定の記事で解説しています。

Q

管理者はメンバーのチャットやCodexのやりとりの中身を見られますか?

見られません。OpenAI公式ヘルプには、Businessワークスペースでは各メンバーのチャットとCodexの履歴は本人のもので、他のメンバーには自動で見えないと明記されています。所有者・管理者・アナリティクス閲覧者が「ワークスペースの設定 > ワークスペース分析」で見られるのは、アクティブユーザー数・送信メッセージ数・消費クレジットといった集計値と、そのメンバー別の表だけです。メンバーは管理コンソールで自分自身の利用状況だけを確認できます。詳しくは特集内のアナリティクスの記事で解説しています。

Q

ChatGPT BusinessでGPT-6 Astraは使えますか?標準シートの社員にも出ますか?

使えます。公式ヘルプでは、標準シートは既存のWork・Codexの利用枠の中で限定的に、プレミアムシートは利用枠を全量Astraに使えます。提供は段階的で、クレジットを買っても早まりません。Chat側のGPT-6 Proは別枠(標準シート月15通・プレミアムシート週50通)です。「モデル」のWork と Codexは当社の所有者でも押せず、管理者に残る設定は高速モードの許可と請求の上限です。詳しくは特集内のAstraの記事で解説しています。

Q

社内の資料や決まりごとを、メンバー全員が同じ前提でChatGPTに聞ける場所は作れますか?

作れます。プロジェクトを作った人が指示とファイルを入れて「共有する」からメンバーを招待します。権限は「編集可能」と「チャット」の2段階です。共有した時点で個人メモリ・Google Drive Sync・ライブラリへのアクセスが無効になり、ライブラリから追加したファイルは「ソースから削除されます」と表示されるため、共有前提の資料は「アップロードする」で直接入れます。管理者が共有を止める設定はBusinessには無いので、誰が何を共有してよいかはルールで決めます。詳しくは特集内の共有プロジェクトの記事で解説しています。

Q

メンバーが利用枠を使い切ったら、会社は何をすればよいですか?

所有者宛にOpenAIから「要対応: ワークスペースにクレジットを追加してください」というメールが届きます(当社にも届きました)。クレジットを買うかどうかは任意で、買わなければ本人はリセット日時まで待つだけで追加費用は出ません。買う場合は所有者が「ワークスペースの設定 > 請求」でパック(当社の画面では2,500クレジット15,500円から)か任意額を購入し、同じ日にシートタイプ別の月間上限と使用量アラートを設定します。クレジットはメンバーに割り当てられず、使った人の分だけ共有プールから減り、購入から12か月で失効します。詳しくは特集内のクレジット追加の記事で解説しています。

Q

BusinessとEnterpriseのどちらを選ぶべきですか?

判断の軸は3つです。契約手続き(Webからセルフサービスのカード決済で足りるか、営業経由の見積もり・請求書払いが必要か)、統制要件(SSO・学習不使用・一元管理で足りるか、SCIM・監査ログ・データ保持期間の制御が必須か)、規模(数名〜数十名の部署導入か、数百名規模の全社展開か)。迷ったらBusinessで小さく始め、実利用のデータを持ってから判断するのが現実的です。稟議の要件として請求書払いが必須の会社は、Enterpriseなど営業経由の契約を検討する形になります。

Q

自社だけで契約・設定を進められるか不安です。支援は受けられますか?

株式会社AI Orchestraは、Codexの法人研修・導入支援として、この特集で扱っているプラン選定・シート設計・ワークスペースの初期設定・利用ガイドラインの整備・研修・定着の観測までを伴走支援しています。自社で実際にChatGPT Businessを契約しワークスペースを運用している実体験にもとづいてお手伝いしますので、ページ下部からお気軽にご相談ください。

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ChatGPT Businessの契約・Codexの社内展開を検討中の企業様へ

株式会社AI Orchestraは、自社でChatGPT Businessを契約しワークスペースを運用している実体験をもとに、プラン選定・シート設計・初期設定・利用ガイドラインの整備・定着の観測まで、経営者に伴走する法人研修・導入支援を提供しています。