株式会社AI Orchestraは、AnthropicのClaude TeamプランとOpenAIのChatGPT Business(Codexも含むChatGPTの法人プラン)について、当社が実際に契約・移行し、管理者アカウントの実画面を検証しながら執筆した実運用ガイド2特集(全21本・実画面126枚)を公開しました。
契約条件から初期設定、個人アカウントで使っていた社員の合流、機能の開放、定着の計測、利用枠を使い切ったときの対応まで、導入の時系列で読める構成です。閲覧は無料で、会員登録は不要です。
「会社で契約する」段階の日本語情報が限られている
ChatGPTやClaudeを個人で使う社員は増えました。一方、会社として契約するには法人プランを契約し、管理者が設定を整え、個人アカウントで使っていた社員を合流させる必要があります。
「何シートから契約できるのか」「契約直後に何を、どの順番で設定するのか」「個人契約の社員の履歴や課金はどうなるのか」「利用枠を使い切った社員が出たらどうするのか」。こうした契約後の実務をまとめて読める日本語情報は、公式ヘルプ以外には限られています。
当社は2026年8月から9月にかけて、Claude Teamプランへの移行とChatGPT Businessの契約を自社で行い、所有者・管理者・メンバーそれぞれのアカウントで実画面を検証しながら記事を執筆してきました。今回、それらを導入の時系列に沿って2つの特集にまとめました。記事は順次追加し、仕様変更があれば更新します。
特集の構成
Claude Teamプラン実運用ガイド(全12本)は、次の6フェーズで構成しています。
- フェーズ1 契約する:最低2シートの条件と税込価格・請求ルール
- フェーズ2 個人プランから移行する:会話履歴とProjectsの引き継ぎ、二重払いの止め方
- フェーズ3 管理者が初日に整える:組織設定の全メニュー、全メンバーに常時適用される「組織の指示」の実文例
- フェーズ4 メンバーに機能を開放する:最上位モデル(Claude Fable 5・5.1)、スマホからのClaude Code操作(Remote Control)、Microsoft 365接続
- フェーズ5 使われる状態を作り、定着を測る:組織共有プロジェクト、社内展開が進まない3つの理由、アナリティクス
- フェーズ6 利用枠を超えたら足す:使用クレジットの有効化と上限設定
ChatGPT Business実運用ガイド(全9本)は、次の6フェーズで構成しています。
- フェーズ1 契約する:最低2シートの条件と組み合わせ別の支払額
- フェーズ2 契約直後に整える:ワークスペース名・メンバー招待・ロール、「ワークスペースの設定」全17メニュー
- フェーズ3 メンバーを迎える:個人でPlusを契約している社員の履歴・課金、Codexモバイルの有効化
- フェーズ4 使う環境を整える:共有プロジェクト、GPT-6 Astraのシート別の利用枠
- フェーズ5 使われ方を見る:ワークスペース分析で管理者・メンバーそれぞれに見えるもの
- フェーズ6 利用枠を超えたら足す:クレジット追加の仕組み・料金・上限設定
実際に契約して分かった、両プランに共通する事実
特集の中から、導入前の経営者・管理者が誤解しやすい点を抜粋します。
- どちらも2シートから契約できます。Claude Teamプランは2〜150シート、ChatGPT Businessは2〜200シート。標準1+プレミアム1の組み合わせでも条件を満たすため、少人数の会社でも法人プランを選べます
- 管理者の日常の管理画面に、社員の会話の中身は表示されません。見えるのはアクティブ状況・メッセージ数・支出といった集計値までです(Claude Teamプランでは組織データのエクスポートに会話が含まれる場合があります)
- 法人プランでは、入力したデータは既定でモデルの学習に使われません。個人プランのように社員ごとの設定に任せなくてよい点が、法人プランを選ぶ主な理由です
- 個人アカウントの社員の合流には落とし穴があります。Claudeでは組織参加時の選択で結果が3つに分かれ、Skillsは引き継がれません。ChatGPTでは個人のPlus契約は自動では止まらず(履歴を統合した場合のみ自動解約)、その統合は本人だけが実行でき、取り消せません
- 既定でオフの機能があります。スマホからの操作(Claude CodeのRemote Control、Codexモバイル)は管理者が開放しないと社員は使えません。最上位モデルの扱いもシートの種類で変わります
- 利用枠を使い切っても、何もしなければ追加費用は出ません。使い続けさせるなら所有者が前払いのクレジットを買い、同じ日に上限を置きます。残高はどちらも購入から1年で失効します
さらにChatGPT Businessでは、当社の所有者アカウントで「権限とロール」28項目のうち切り替えられたのは11項目で、残りはEnterprise向けの表示や既定値の固定などで変更できませんでした。こうした「契約してみないと分からない」線引きも、実画面とともに記載しています。
公開の背景
当社は、個人向けAI講座「AI Crew」で200名以上の非エンジニアにAIエージェントの使い方を指導するなかで、AI活用の成否がツールの性能ではなく「頼み方」と「仕組み化の順番」で決まることを見てきました。
法人でも同じです。契約したあとに設定・展開・定着の順番を誤ると、「全社に配ったのに使われない」状態になります。契約後の実務を先に公開することで、法人がAIエージェントを業務基盤として定着させる最初の段差を下げたいと考えています。
なお、本特集はAnthropic社・OpenAI社の公式情報ではなく、当社の実測と両社の公式ヘルプにもとづく独自の解説です。各社の仕様・料金は変更されることがあるため、記事は順次追加・更新しています。
法人向けClaude Code・Codex研修・導入支援について
当社は、株式会社旺文社様、株式会社明治様、経済産業省 九州経済産業局様などに生成AI研修を提供してきました(法人向けAI研修はNHKでも特集)。こうした研修に加えて現在、Claude Code・Codexを組織の業務基盤として定着させるClaude Code研修・導入支援とCodex研修・導入支援を提供しています。
本特集で扱っているシート設計・組織設定・利用ガイドラインの整備・社内展開・定着の観測まで、自社で法人プランを運用している実体験にもとづき、経営者に伴走します。
株式会社AI Orchestraについて
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| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社AI Orchestra |
| 所在地 | 東京都豊島区西池袋3丁目28番13号 IT tower TOKYO 14階 |
| 設立 | 2020年5月1日 |
| 資本金等 | 1,000万円 |
| 事業内容 | 法人・個人向けAI研修、AIメディア/SNS講座運営、AIプロダクト開発 |
| お問い合わせ | お問い合わせフォーム / 03-5308-2405 |
