税理士・会計事務所向け Claude Code活用コラム
仕訳チェックや月次報告書づくりの効率化、記帳代行業務の自動化、freee・マネーフォワード クラウド会計との公式MCP連携——税理士・会計事務所の実務にClaude Codeを組み込む方法を、工程別の記事で解説しています。AIに任せる工程と有資格者が判断する工程を分け、顧問先データを守る運用まで含めて、実務に落ちる粒度でまとめています。
すべての記事5本

会計事務所の繁忙期対策 — 年末調整・確定申告の業務をClaude Codeで軽くする
年末調整から確定申告へと続く会計事務所の繁忙期は、業務量が普段の何倍にも膨らみます。しかもこの時期だけ人を増やすことはできません。 繁忙期の重さの正体を分解すると、申告書の作成そのものより、資料の回収、不備の確認、案件の進捗管理という「作業の周辺」に時間を取られていることが分かります。この3つはClaude Codeに任せられる領域です。本記事では、繁忙期が来る前に型を作っておくための具体的な方法を、実際の指示文(プロンプト)付きで解説します。
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記帳・バックオフィス業務をAIで自動化 — Claude Codeで作る事務所内ツール
記帳代行の自動化というと、領収書から仕訳までをAIに丸投げする話に聞こえます。実務で先に効くのは、もっと地味な工程です。顧問先ごとに異なるCSVを整える、証憑と明細を突き合わせる、不足資料を並べる、会計ソフトへ取り込める形式に変換する。Claude Codeは、この「毎月同じだが、少しずつ例外がある」作業を、事務所内ツールとして残せます。本記事では、1回だけのAI作業で終わらせず、翌月も再実行できる仕組みへ変える手順を解説します。
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マネーフォワード クラウド会計とClaude CodeをMCP連携する手順
マネーフォワード クラウド会計のリモートMCPサーバーを使うと、Claude Codeから仕訳一覧や試算表を取得し、確認候補の抽出や月次資料の下書きまでつなげられます。2026年3月から全プランへ提供され、クラウド会計・確定申告を利用中であれば追加料金なく利用できます。ただし、接続前にはアプリポータルの利用開始と権限付与が必要です。本記事では、公式サポート情報に沿って、準備、接続、安全な試運転、実務への組み込みを順番に解説します。
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freee MCPとClaude Codeを連携する手順 — 会計データをAIにつなぐ
freeeの画面から数字をコピーし、AIへ貼り、結果をまた表へ戻す。その往復をなくす接続方法がfreee MCPです。freeeは公式のリモートMCPサーバーを提供しており、Claude Codeから会計・人事労務・請求書などのAPIを利用できます。ただし、URLを登録するだけで安全な業務運用が完成するわけではありません。 Agent Skills、対象事業所、読み取りと書き込みの境界まで揃えて初めて実務で使えます。本記事では、公式情報に沿った接続手順と、会計事務所での安全な始め方を解説します。
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税理士・会計事務所のClaude Code活用 — 仕訳チェックから月次報告まで
会計事務所でAIを使うと聞くと、仕訳や税務判断を丸ごと任せる姿を想像しがちです。しかし、最初に効果が出るのは判断そのものではありません。データを集め、前月や前年と照合し、例外を並べ、説明文の下書きを作るところです。Claude Codeは、PC内のExcel・CSV・PDFを読み、会計ソフトとはMCPで接続し、決めた手順を繰り返せます。 本記事では、実際の税理士法人でのClaude Code研修・実演で確かめてきた進め方をもとに、税理士・会計事務所の実務を「AIが進める工程」と「有資格者が判断する工程」に分け、最初の1業務を安全に動かすところまで解説します。
続きを読むAIに任せる工程と、有資格者が判断する工程
会計事務所のAI活用で最初に決めるのは「どこまで任せるか」の線引きです。当社が税理士法人での研修・実演を通じて整理してきた、AIに任せる工程と有資格者の判断に残す工程の分け方をまとめました。
表は横にスクロールできます →
| 業務 | AIに任せる工程 | 専門家が判断する工程 |
|---|---|---|
| 仕訳チェック | 全件のスキャン、事務所で決めた条件による例外候補の抽出、確認リストの作成 | 抽出された例外の正誤判断、税務判断 |
| 月次報告 | 試算表・推移データの取得、増減の集計、報告文の初稿作成 | 顧問先への説明、所見・アドバイスの確定 |
| 記帳・バックオフィス | 明細CSVの整形・変換、証憑との突合候補づくり、件数・金額の検証レポート | 例外処理の判断、最終確認 |
| 会計ソフト連携(freee・マネーフォワード) | MCP経由のデータ参照、請求書などの下書き作成 | 書き込み・送付の承認、権限設計(事務所単位・カンパニーID単位) |
実際の税理士法人での研修・実演
このカテゴリの記事は、一般論ではなく、実際の税理士法人でのClaude Code研修・実演がもとになっています。
よくある質問
Qfreee・マネーフォワードなどの会計ソフトと連携できますか?
できます。freee・マネーフォワード クラウド会計はいずれも公式のリモートMCPサーバーを提供しており、Claude Codeから会計データを直接参照できます。接続手順はカテゴリ内の連携手順記事で、公式リリースのURL確認からOAuth認証まで具体的に解説しています。
Q顧問先の会計データを扱っても安全ですか?
接続の入口で権限を設計することが重要です。マネーフォワードは事務所ごと、freeeはカンパニーIDごとに、AIに持たせる権限の範囲を先に決めます。あわせて、書き込み操作は実行前のプレビューと人の承認を挟む手順に固定し、まず参照系の業務から始めることをおすすめしています。
Q何から始めるのがおすすめですか?
仕訳チェックのような「チェック型」の業務からがおすすめです。数字を作るのは従来どおり人とシステムに残し、AIには例外候補の抽出だけを任せる形なら、既存のフローを壊さずに確認の質と速度を上げられます。最初の1業務を小さく作って成功体験をつくり、そこから広げるのが定着の近道です。
Qプログラミングの知識がなくても使えますか?
不要です。各記事で公開している指示文(プロンプト)はすべて普通の日本語です。実際の税理士法人での研修でも、日本語の指示だけで請求書の下書き作成までを実演しています。当社の講座受講生も大半は非エンジニアです。
Q事務所全体に定着させるにはどうすればよいですか?
「まず手作業でAIと対話しながらタスクを完了させ、成功したらスキル化して再利用する」という型が有効です。事務所レベルの共通ルールと顧問先ごとの個別ルールをCLAUDE.md(AIへの指示書)として分けて管理すると、スタッフ間で品質を揃えられます。当社の研修ではこの定着の型までお伝えしています。
自事務所の業務で試したい税理士・会計事務所の方へ
株式会社AI Orchestraは、税理士法人での研修実施をはじめ士業事務所への支援実績をもとに、業務の棚卸しから顧問先データの線引き設計、スタッフへの展開まで、事務所の実務に沿って伴走支援しています。